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🚴‍♂️ ロードバイク

弱虫ペダルから始まった情熱の旅路

高校3年生の時にアニメ「弱虫ペダル」を見たことから始まったロードバイクの世界。小学生時代から自転車で遠出していた経験と脚力への自信が、やがて5年間のサイクルショップでのバイト経験、そして人生を変える出会いへとつながりました。

始まりは弱虫ペダル

高校3年生の時、アニメ「弱虫ペダル」を見たのがすべての始まりでした。実は小学生の頃から自転車でどこまででも行く子どもで、校区外まで友達と遊戯王カードを買いに行ったり、みんなが登れない坂道を普通に登れたりしていて、脚力には自信がありました。

大学入学後、サイクルベースあさひで白色のおしゃれなWEEKEND BIKE(4万円)を購入。アップダウンの激しい通学路で、ギリギリ出発でも他の学生をすいすい追い抜いて(いつも汗だく!笑)通学していました。

サイクルベースあさひでの5年間

タウンワークで見つけたサイクルベースあさひの求人に応募し、時給の高さに惹かれて働き始めました。これが大きなターニングポイントとなり、結局5年近く働き続けました。

運命のBianchi - 3万5000円の出会い

大学2年生の時、一緒に働いていたフリーターの方からクロモリのBianchiロードバイクを3万5000円で譲ってもらいました。この自転車は28歳現在でもフルカスタムされて現役です。

三原まで100km走行、しまなみ海道のイベント参加、毎日の通学...使い倒す中でビンテージな見た目に惹かれ、全バラ分解して新しいコンポーネントに載せ替え、ホイール交換と、カスタムが止まりませんでした。

全部自分で分解整備を行い、店舗では「ロードバイクのことなら、譲ってくれたフリーターか、店長、次に大学3年生の私に聞けばよい」というレベルまで専門性を上げていました。店長が何度か変わった後は、店長の次に文化に詳しいただのアルバイトになっていました…笑

人生を変えた出会い - 新店長との勝負

大学院2年生の春、新しい店長が入店。この出会いがすべてを変えました。

福富ダムでの衝撃

いつものコース(福富ダムまでの往復)を仲間4人で走ることに。私は金属製のクロモリフレーム、店長はフルカスタムされたカーボンフレームでした。

福富ダムまでの1.3km上り坂でレース開始。よーいどんの瞬間、店長は異次元のスピードで駆け抜けていきました。どうあがいても追いつけない、初めて自転車のスピードで負けた瞬間でした。

「1ヶ月後、30万円でカーボンのロードバイクを手に入れ、人生が変わりました」

カーボンバイク時代 - 月1000kmの日々

カーボンロードバイクを手に入れてから、月に500km〜1000kmをコンスタントに走るようになりました。Stravaで店長の福富ダム記録は誰もが抜けないものだと思っていましたが、不可能はないと感じるようになりました。

印象的な挑戦

  • 真夏の1日250km走破 - 極限の体力と精神力が試される挑戦
  • 標高800mの山を1日4回上り - 限界への挑戦
  • 大山5回上り下りイベント完走 - 鳥取の名峰での過酷なチャレンジ
  • 毎週80km、1400mアップ - 山登りコースでの継続的なトレーニング
  • 友人と3泊4日で四国400km走破 - 最高の思い出

技術的成長 - 整備のプロへ

ロードバイクを通じて、特に整備面での技術が格段に向上しました。最終的には、ワイヤー類がすべてハンドル・フレーム内を通るフル内装ロードバイクの油圧ブレーキシステムの組み上げ・調整まで自力で行うようになりました。

これらはプロショップの店員が必要とされる技能の一つです。また、接客スキルも重要な学びでした。相手のニーズを聞き取りながら、予算内で満足いくロードバイク体験ができるよう、無限にある組み合わせから最適解を選び取る経験を積みました。

精神的成長 - 「必ずゴールがある」

ロードバイクは体のすべてのエネルギーを推進力に変えるため、カロリー消費が激しいスポーツです。体にカロリーがなくなった250km走破の帰り道の大きな坂道、大山5回上り下りイベントの最後の1km...極限状態でも、足が自転車にくっついているので一度立ち止まっては終わってしまう状況の中で学んだことがあります。

「一歩ずつ、確実に前に進む感覚を頼りにしながら、『必ずゴールがある』という気持ちで様々な困難をクリアしていく」

無限に感じる時間を耐え抜き、ゴールした後のことを考えながら進み続ける精神力を身につけました。

エンジニアとしての成長への影響

ロードバイクで得た経験は、開発者としての資質に大きく影響しています:

整備経験 → 細心の注意と体系的思考

自分の命を預けるため、説明書やWebの整備メモを参照しながら、丁寧にロードバイクを組み上げる経験。作業の順序性も重要で、「あるパーツを組み付けた後は、あるパーツをつけることはできない」などの複雑な条件が絡み合う楽しさを味わいました。

新しいコース挑戦 → 継続的学習への意欲

色々なコースを走ることは、考えるよりも先に体が動いていないと走れません。この一見衝動的な行動は、新しい技術がリリースされたら試しに使ってみるというエンジニア特有の資質につながっています。

学習の楽しさ

エンジニアリングの勉強は「勉強」というよりも「実験」に近く、ロードバイクで新しいコースやパーツを試すときのように、ワクワクしながら続けています

現在の状況

現在はほとんど乗っていませんが、一番乗っていたのは大学院生の時でした。しかし、ロードバイクで得た体力、精神力、技術的なスキル、そして「必ずゴールがある」という信念は、現在のAI駆動開発においても大きな支えとなっています。

体力づくりやモノづくりに興味のある方、ぜひお話しましょう!

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